今月のゴールデンウィーク、そして続く週末に、デンファレ、シンビジウム、デンドロビウム、そして最終的にカトレアも室外へ移動しました。コチョウランだけは、年間を通して室内で栽培しています。
最低気温を確認しながら室外へ移動しますが、5 月のこの時期が一番温度に関して敏感になります。何せ、最低気温が不安定ですから。特に、今年購入したカトレアに関しては、初めての室外への移動になりますから。
シンビジウムとデンドロビウムに関しては、結構早めに室外へ移動させます。理由は、温度よりも日照を重視したいからで、可能な限り日を当てたい。シンビジウムに関しては、これまでの開花状況を判断して間違っていないと考えています。デンドロビウムに関しては、微妙ですが・・・
さて、ランの栽培に関しては、温度と日照が重要なことは、よく知られていますが、品種が違ったランを保有していると、時として知識が曖昧になってしまって・・・
そこで、温度と日照に関する知識を総括しておきます。参考にしているのは、岡田弘著「あっ咲いた!洋ランコツのコツ」(農山漁村文化協会:2006年01月)という文献。これ、結構頻繁に参考にしています。全ての品種がカバーされていますので。
冬越し最低気温 | 強光を好む | 中光を好む | 弱光を好む |
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高温性(12~15度) | デンファレ(30%) | コチョウラン(70%) | なし |
中温性(8~10度) | シンビジウム(30%) | カトレア(50%) | なし |
低温性(5度) | デンドロビウム(30%) | なし | なし |
温度に関しては、具体的な数字がありますから管理し易いはずですが・・・日照に関しては難しいですね~「強い光、中くらいの光、弱い光」と言われても・・・基本は、葉焼けさせないことがラン栽培の基本だと思いますが、可能な限り良い環境にしておきたいですから。
参考までの遮光率を記載しておきましたが、どこまでが限度ギリギリなのかは不明です・・・